ワタミの老人ホーム
ワタミの老人ホームは、外食産業の会社として有名なワタミグループの一つ、老人介護を行うための施設です。元々、ワタミは「居酒屋 和民」を全国展開させており、そこから様々な業界へと派生していった、現在では日本でも有数の大企業となっている会社です。当然、これからの流れを見据えて介護産業にも参入したのが、2005年のことです。ワタミグループの中でも、ワタミの老人ホームを運営しているのはワタミメディカルサービス株式会社という会社です。M&A(合併と買収)によって介護会社を傘下におさめたワタミグループは本格的に施設介護業界へと進出していったのです。基本的に外食産業からはじまったワタミの老人ホームだけに、介護食への力の入れようは半端なく、おいしい介護料理として業界内でも評判となっているそうです。同じくワタミグループで農業業界を取り仕切っているワタミファームから有機野菜を仕入れ、おいしく健康にも環境にもやさしい食事を提供しているのはさすがと言えるでしょう。
ワタミの老人ホームと介護
ワタミの老人ホームが一躍脚光を浴びたのは、2007年に起こったコムスンの介護報酬不正受給に端を発する一連の報道でした。このコムスンの事件では、コムスンの母体であるグッドウィルグループが、本来、事業所単位で定められた介護資格を持つスタッフを常駐させないなどの法規違反が見つかったため、東京都や和歌山県などが指定取消処分を行おうとしたところ、その前に事業所の廃業届けを出し、グッドウィルグループが統括する他の事業所に影響が及ばないようにするという処分逃れが問題視されました。神奈川県、兵庫県でも、監査終了直後の事業所廃止届けが相次いで提出されるなど、その露骨さに厚生労働省が重い腰をあげ、全事業所の免許更新を不許可にする処分がとられました。これに対向して、グループ内の他の会社に事業譲渡を行おうとしたグッドウィルに世論の批判が集中し断念。事業の引き受け先として名乗りを上げたのがワタミの老人ホームだったのです。結果的に事業譲渡はニチイ学館に対して行われましたが、介護サービスを受給している人たちを最優先に考えたワタミの老人ホームには賞賛の声も寄せられました。大阪、東京、福岡、横浜、福島など全国に多数施設が必要とされているので当然ともいえますね。
ワタミの老人ホームの種類
ワタミの老人ホームは種類がたくさんあります。ここでは老人介護施設の種類について、ワタミの老人ホームとの比較などをしながら紹介してみたいと思います。まず、老人ホームと聞いてイメージされる施設が老人介護保健施設と呼ばれる施設だと思います。ここでは介護認定を受けた老人が多く入居し、専門のスタッフの介助を受けながら共同生活しています。また、グループホームと呼ばれる施設もあります。ここは、老人の寮とでもいえる施設。自分のことはできるだけ自分で行いながら、老人の方同士、会話したり、ゲームを楽しんだりして余生を過ごせる施設です。あと、短期の入所や、デイサービスを行ったりする、老人デイサービスセンター、老人短期入所施設といった施設もあります。いずれもひとくくりに老人ホームと呼ばれますが、それぞれが他の施設などとは様々な面で区別されるべきものです。ワタミの老人ホームと一言で言っても、本当に様々な種類の施設があることに驚かされます。
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2009年01月05日現在、14時23分12秒。